爪垢は苦手

画力に問題がありますがお許しください。

外出の言い訳をせず浮気したい

 

相談者様プロフィール
30代女性/専業主婦/おひつじ座/1歳のお子様あり

 

相談内容
年上の夫と結婚しましたが、まだ落ち着いていない若い男性とのやり取りの楽しさを忘れられず、20代半ばの彼氏を作りました。
夫との仲は良好で、「この人と幸せな家庭を築き同じ墓に入る」という意気で籍を入れ、今でもその気持ちは変わっておりません。
彼氏とのセックスという行為そのものは好きですが、それ以上に「すぐに永遠の愛を口にしてしまう大学生の恋愛のような、深いようで浅い関係」に浸っている時間に幸せを感じます。 彼氏とは今年4月から付き合いだし、最初こそ週に2回ほど会っていましたが、最近は夫に対する外出の言い訳が思いつかず1~2週間に1度のペースに落ち着いています。
相談させて頂きたいのは「夫に言い訳をせず彼氏と会いたい」ということです。 先程も言いましたが、彼氏とは「いつ終わるかわからない関係」「今だから燃える恋愛」を楽しんでいるのです。逆に言うと、この恋愛には必ず終わりが訪れます。 こういった思いを口にすると眉を顰める方が多いですが、夫には、というか世の男性陣には「今しか楽しめないことを今楽しむべき」という認識を強く持ち、寛大な心で妻を家で待っていてもらいたいのです。
私の言ってることはワガママでしょうか?
 
世界一役に立たない回答
結婚前は「君の好きなことを尊重したい」と言ってくれたのに「浮気していいとは言ってない」と論点をずらす風潮に嘆き悲しむお気持ちが強く、伝わってまいりました。
あなたのように年上の男性と結婚された女性は、パートナーに対して多かれ少なかれある程度の余裕を求めているものでございます。
確かに、女性の心は石原良純の天気予報ぐらい当てになりませんが、当てにならないからこそ魅惑的な一面が浮き彫りになります。
「期間限定」という言葉に弱いのは女性だけではありませんが、スーパーのチラシが「期間限定」を多く用いるのはやはり、主婦層をターゲットにしているからです。「期間限定の恋愛に惹かれる私をなぜ理解してくれないのか」という主張は的を得ていると私は感じます。
しかし「的を得ている」ことと「理解される」ことは全く別次元の話です。 「浮気されたくない夫」と「浮気したい妻」という相容れない存在の帳尻を合わせること ―それを宿命と捉えることがどうしても必要です。
4月から5月末まで週に2度、彼氏と会っていたとして、あなたは16回前後、外出の言い訳をしていることになります。 そうです。まだ「16回しか」言い訳をしていないのです。
1600年、関ヶ原の戦いにおいて、西軍に属しながらも東軍・徳川家康に寝返りの約束を持ちかけられていた吉川広家(きっかわひろいえ)は、西軍からの出撃命令を無視することで裏切りを実行しました。 西軍からの再三の出撃命令に対して、広家が最後に用いた言い訳は「今弁当食ってるから動けんわ」というものだったそうです。
あなたはこのレベルまで知恵を絞って言い訳を考えましたか? 言い訳を考えることに汗をかきましたか? そこまでの熱量を感じ取ることが、どうしても私にはできませんでした。
男は体裁を保つことを重要視する生き物です。体裁>真実といっても過言ではありません。 旦那様への愛情がある、とのことでしたら、体裁を保ってあげることも愛の一つであるということを認識して欲しい。それが私の答えです。
ここから先は少々余計な話ですが、今あなたの乳首を吸っているのはお子さんと旦那様と彼氏の3名だと思いますが、これから年を重ねるごとに、乳首に口をつける人、いや口をつけたがる人は、ほぼ間違いなく減少します。 ウーマナイザーの使用頻度が増加する人生があなたを待っています。
それは誰のせいでもありません。人間が平等に年を取り、身体の原型を失い続ける理由に明確な答えなどありません。 カレンダーをめくるごとに失われていくニップル吸引要員をうらめしく思うか、無いものと捉えることが出来るか、その心を形成するのはまさに今である、ということも認識しておいてほしいと、望んでしまうのは私のエゴでしょうか。
あなたの幸せを心から祈っております。

遠藤 俊通